広島・勝田 続投の新井監督に「使ってもらっている」感謝のサヨナラ犠飛 開幕戦以来2度目びしょぬれ「気持ちは熱い」
「広島2-1巨人」(22日、マツダスタジアム)
広島の勝田成内野手(23)がサヨナラ犠飛を放った。1-1の延長十一回1死満塁で右翼へ打ち上げた。中日との開幕戦でも延長十回にサヨナラ打でチームを勝利に導いており、自身2度目の歓喜の瞬間だった。8月中旬に小園が2軍再調整となって以降、主に遊撃でスタメン出場を続ける若鯉。かけがえのない経験を積みながら、残り11試合を駆け抜ける。
ユニホームは、歓喜のウオーターシャワーでびしょぬれだ。勝田が自身2度目のサヨナラ打でヒーローになった。チームメートから、もみくちゃにされながらも絶えることのない笑顔の花。「寒いですけど、気持ち的には熱いです」。興奮は最高潮だ。
1-1の延長十一回1死満塁で出番が来た。赤星の直球を狙い澄まし、右犠飛を決めた。前打者の持丸が申告敬遠されて巡ってきた打席。「悔しかった。何が何でも自分で決めてやる」。メラメラと燃える思いを、バットにぶつけた。
前打席の悔しさを晴らした。同点の九回1死二、三塁では一邪飛に倒れていた。再び巡ってきたサヨナラ機で、中日との開幕戦以来となる劇的な一打。新井監督は「彼にとっては2度目かな。以前があったので、余計に期待して見ていた」と声をはずませた。
8月18日に小園が出場選手登録を抹消されて以降、主に遊撃でスタメン出場を続ける。「甘い球を一球で仕留められないのが課題」と勝田。自己分析を怠らない姿勢が、日々の成長の源泉となっている。
残り11試合。一瞬一瞬が来季への大きな財産になる。「全然、結果も残せていない中でスタメンで使ってもらっている」感謝とともに前を向いた背番号0。失敗も成功も全てを成長の糧とし、カープの未来を力強く切り開いていく。
