広島・佐々木 セ選抜4番でフレッシュ球宴沸かせたマルチ 同期の岡本、ロッテ西川は1軍球宴「負けている。追い付けるように」
「ナミックスフレッシュオースターゲーム2026、パ・リーグ選抜7-3セ・リーグ選抜」(27日、ハードオフエコスタジアム新潟)
広島・佐々木泰内野手(23)がセ・リーグ選抜の「4番・指名打者」でスタメン出場し、四回に右中間二塁打を放つなど2安打で貫禄を示した。試合前には青学大時代に東都大学リーグでしのぎを削った他球団の選手たちと交流。スター候補たちとの共演で得た刺激を、後半戦の活力へと変えていく。
前夜、神宮でヒーローになった男が将来のスター候補が競演した新潟で躍動した。佐々木がセ・リーグ選抜の“顔”となる「4番・指名打者」でフル出場し、2安打をマーク。「来季からDHが導入されるので、準備の仕方をいろいろ試せました」と充実の表情で、収穫を口にした。
格の違いを見せつけたのは、四回先頭で迎えた第2打席。パ・リーグ選抜の4番手、日本ハムのドラフト1位・大川(明大)と対峙(たいじ)した。カウント1-1から150キロを捉えると、打球は右中間を真っ二つ。「あまり良くはない。左脇が空いてしまっていたので」と納得のスイングではなかったが、控えめにガッツポーズを繰り出した。九回にも杉山から中前打を放ち、2安打目を記録した。
プロ2年目の今季、開幕4番の大任を託されながらも5月に不振で2軍落ちを経験。再昇格後に巻き返したが「全く納得いかない結果。悔しい」と、前半戦は68試合で打率・247、3本塁打、10打点と苦杯をなめた。
開幕前、今季の目標の一つに掲げていたのが、オールスター出場だった。青学大同期の西川(ロッテ)やドラフト同期の岡本(広島)が1軍の球宴に初選出される中、フレッシュ球宴に出場している現状の歯がゆさは自身が一番理解している。「負けている。追い付けるように」と闘志を燃やす。
復調の兆しは見えている。前半戦最終戦となった26日・ヤクルト戦(神宮)では、同点の九回にキハダの直球をはじき返し決勝の適時二塁打。この日も力強い直球を捉えて長打にした。「そこは後半戦に向けていいかな」と、打球の力強さに手応えを感じている。
試合前には青学大後輩の小田や、同じ東都大学リーグでしのぎを削った宮下(ともにDeNA)、石井(ヤクルト)らと笑顔で会話。「一緒にプレーできて楽しかった」と、新たな刺激になった。
31日から再開するリーグ戦へ向け、チームは29日から全体練習を行う予定。28日の休養日を挟み、佐々木も29日から再始動する予定だ。「しっかり体を良い状態にして、練習で追い込めるようにやっていきたい」。若きライバルたちと過ごした貴重な時間を、後半戦の巻き返しへとつなげていく。
