広島・栗林 「いい誕生日にしたい」9日1軍復帰戦で30歳初勝利誓う リハビリ期間にさらなる進化「数値が良くなっている」
広島・栗林良吏投手(29)が6日、マツダスタジアムで行われた投手指名練習に参加。先発を予定している9日・ヤクルト戦(マツダ)での1軍復帰戦を勝利で飾ることを誓った。先発に転向した今季は7試合で4勝2敗、防御率1・15と圧巻の成績を残しながら、右内転筋の肉離れで無念の離脱。登板当日は30歳の誕生日。約1カ月半ぶりの1軍マウンドで躍動する。
マツダスタジアムの鮮やかな芝生を、力強く踏みしめながら右腕を振る。栗林が本拠地へ帰ってきた。「自信を持ってマウンドに上がることが一番チームの勝利に近づく。不安な気持ちを練習でしっかり消化して、自信を持ってマウンドに上がれるように練習してきた」。約1カ月半ぶりとなる1軍登板へ向け、準備は万全だ。
今季から先発に転向。プロ初先発となった3月29日・中日戦で1安打完封勝利を挙げるなど、7試合で4勝2敗、防御率1・15と抜群の安定感を誇っていたが、5月22日・同戦で「右内転筋の肉離れ」を発症し3軍へ。リハビリを経て、6月30日のファーム・阪神戦(由宇)で実戦復帰を果たし、5回2/3を4失点ながら7奪三振。登板後の体への影響もないことから、待望の1軍復帰が正式に決まった。
リハビリ期間は単に離脱前の状態に戻すだけでなく、さらなる肉体強化の好機と考えた。今季から測定をしている肩や肘の筋力数値および可動域の数値は、「シーズンが始まった時よりも数値が良くなっている」と手応えあり。「(離脱期間を)すごく有効に活用できた」と進化した姿で1軍の舞台に戻ってくる。
登板予定の9日は、30歳の誕生日。「投げなければいい誕生日ですけど。投げたら2分の1でいい誕生日か悪い誕生日かになる」と冗談めかして笑いつつ「いい誕生日にしたい」と力を込めた。
離脱中に急成長を遂げた右腕の存在も刺激になっている。自身と同じく今季から先発へと転向した岡本がここまでチームトップの6勝をマーク。「早く岡本さんに追いつけるよう頑張りたい」と、頼もしい後輩の背中を追いかけ、白星を積み上げていくことを誓った。
チームは現在5位ながら、7日からのヤクルト3連戦で3連勝すればCS圏内まで4・5ゲーム差に迫ることができる。7日の岡本、8日の玉村に続く3戦目を託された栗林は、「自分のふがいなさで、違う選手にチャンスが巡ってしまうことを改めて実感できましたし、(他選手の活躍が)うれしい半面悔しさもあった。チャンスをもらえた以上は、結果を出すしかない。責任を感じて、抑えて勝てるようにしたい」と気合を入れた。節目の一戦を勝利で飾り、チームを上昇気流に乗せていく。
