広島・森 6度目先発で待望の今季初星 「打線との兼ね合いもあるので気にしていない」も「本当に勝ててうれしい」7回2安打1失点
「阪神1-5広島」(3日、甲子園球場)
ようやく手にした白星をかみしめるように言葉を紡いだ。広島・森翔平投手が7回2安打1失点の好投で今季初勝利。敵地でのヒーローインタビューで、「本当に勝ててうれしい」と充実感をにじませた。
初回から丁寧に攻めた。「本調子ではなかった」と振り返りつつも、四回まで1安打投球。5点リードの五回は先頭の前川に右翼席への2号ソロを浴びるも、後続を3人で片付け、流れを渡さなかった。
六回には見事な“足技”を披露した。先頭高寺の強烈な打球がワンバウンドで左ふくらはぎ付近に直撃するも、冷静に処理して投ゴロに。「トラップしました。最近、サッカーを見ているので、その習慣のたまものです」とにやり。決勝トーナメントが行われているW杯で活躍するスター選手ばりの足さばきで、ピンチの芽をつんだ。
開幕から好投を続けながらも、試合前まで5試合連続で勝ち星なし。常々、「打線との兼ね合いもあるので気にしていない」と淡々と語っていた左腕だが、白星への思いは隠しきれなかった。5月27日・ロッテ戦(マツダ)では、全身白コーデで球場入り。意地の“願掛け”も時間を空けて功を奏し、6度目の先発で今季初星をゲットした。
6月に母校の関大が全日本大学選手権で54年ぶりに優勝。「中継を見ていた。感無量でした。本当に力をもらった」と刺激を受けてこの日を迎えていた。「これから(白星を)積み重ねていきたい」と森。夏場にフル回転し、ここから巻き返していく。
