広島・中村奨成 「現状を打破」辰見に代わり今季3度目昇格 定位置奪取へ覚悟「(走攻守)全部できるように」
「広島(雨天中止)巨人」(24日、マツダスタジアム)
強い覚悟を胸に、1軍の舞台に戻ってきた。屋根に打ちつける雨音が響く屋内練習場で、広島・中村奨成外野手が黙々とバットを振り込む。「もう一度アピールして、レギュラーをつかみにいかなくてはいけない。そこだけです」と、静かな口調に熱い思いを込めた。
昨季は自己最多104試合に出場。シーズン後半は「1番・中堅」に定着し、打率・282、9本塁打、33打点をマークした。さらなる飛躍が期待された今季は「2番・右翼」で開幕を迎えるも、ここまで打率・181と沈み4月30日、6月1日の2度、降格を経験。6月20日・ヤクルト戦で負傷した辰見に代わり、同23日に今季3度目の昇格を果たした。
ファームでは「強打」をテーマに打撃を修正。6月は打率・282と徐々に本来の姿を取り戻しつつある。詳しい取り組みについては「あまり言わない」とした上で、「現状を打破できるかは自分次第。(状態は)悪くないと思う。あとは上(1軍)で結果を出せれば」と闘志を燃やした。
現状、外野はファビアン、名原、大盛が中心に起用されており、チャンスは限られる。辰見の代役で昇格しているため、代走や守備固めなど多様な起用に備える必要がある。「(走攻守)全部できるように準備はしっかりしておきたい。とにかく目の前のものに対して、結果を出せるようにしたい」と中村奨。少ないアピール機会を逃さず、三度目の正直で定位置奪取を狙う。
