広島・森下「マツダっぽい」仙台で交流戦敵地初星 2安打完封107球5勝目 名原、佐々木ら好守で「リズムに乗りやすかった」

完封勝利を挙げ笑顔の森下(撮影・金田祐二)
スラィリーと笑顔の森下
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 「楽天0-2広島」(13日、楽天モバイル最強パーク)

 杜の都で連敗脱出じゃ~!広島・森下暢仁投手(28)が2安打完封でチームトップの5勝目を挙げ、連敗を4で止めた。完封勝利は2024年6月25日・ヤクルト戦(マツダ)以来、自身2年ぶり7度目。背番号18の大仕事でチームは7戦全敗中だった交流戦のビジターゲームでようやく白星をつかんだ。

 赤く染まった右翼席を見渡しながら、ヒーローインタビューでマイクを握った森下は言った。「仙台にも、たくさんのファンの方が来ているなと感じていた。なにがなんでも勝ちたいという思いで投げました!」。降り注ぐ大歓声。苦しい期間も乗り越えての完封劇に「なかなか満足できる投球ができていなかったので、今日は本当に良かったです」と充実感たっぷりに笑った。

 みちのくの強い日差しを浴びながら快調に投げ進めた。1-0の初回に先頭・平良に左前打を許すも、そこから20人連続でアウトを奪取。「初回に点を取ってくれて、粘り強くという気持ちを持っていた。それが良かったと思う」。ダイビングキャッチを見せた左翼手・名原、痛烈なライナーを好捕した三塁手・佐々木ら、守備にも助けられ、「リズムに乗りやすかった。テンポ良くイニングを重ねていけた」と感謝した。

 前回登板の6日・オリックス戦(マツダ)では八回1死満塁のピンチを迎えたところで降板。2番手・高が火消しに成功し、勝利をつかんだものの、「投げきりたかった気持ちはある」と満足感は薄かった。一方でこの日は八回を三者凡退でしのぎ、九回も直球の球速は149キロを計測。三振でイニングを完結させた際にはマウンド上で雄たけびを上げるなど、感情も出しながら107球を投げ抜いた。

 楽天モバイル最強パークでは、21年の球宴と東京五輪前の強化試合で登板しているが、ペナントレースでの登板は初めて。「若干、マツダっぽい感じもあったので。それを感じていたので良かったのかな」。本拠地と似ている雰囲気の中で腕を振れたことも勝利の要因になったのかもしれない。

 登板前日の練習前には、過去に自主トレをともにしていた元カープで現楽天の前田健太とグラウンドで再会し、笑顔で言葉を交わした。「良い姿を見せられたらいいなと思う」と話していた中、最高の結果となった。

 これでチーム最多の5勝目。「自分がというよりかは、チームが勝つことが一番だと思う」と語る右腕からは責任感がたぎる。ここからの巻き返しへ-。背番号18が力強く先発陣をけん引していく。

 ◆初の交流戦完封 森下の完封勝利は自身7度目で、交流戦では初。広島では今季、2完封の栗林に次ぎ2人目となった。広島のチーム防御率は2.93となり、セ・リーグ唯一の2点台を維持している。

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