広島・坂倉チーム31イニングぶり適時打実らず4連敗で交流戦最下位 11残塁に新井監督「やるべきことをしっかりやらないと」

3回、先制の適時二塁打を放つ坂倉(撮影・金田祐二)
9回、送りバントを失敗する持丸
2枚

 「楽天2-1広島」(12日、楽天モバイル最強パーク)

 広島が今季4度目の4連敗で交流戦最下位に転落。借金は今季ワーストを更新する14に膨らんだ。三回、降雨で40分間の中断を挟んだ直後に、坂倉将吾捕手(28)が適時二塁打を放ち、先制に成功。4番として2安打1打点をマークしたが、勝利にはつながらなかった。交流戦はあと3試合。まずはチーム一丸で連敗を止めにいく。

 1点を追う九回に2死満塁の大チャンスを迎え、右翼席の鯉党は最後の力を振り絞る。しかし、「おまえが決めろ!」の声援に応えられず、ファビアンが空振り三振に倒れると、楽天ファンの大歓声が球場に響いた。逆転負けで4連敗。交流戦最下位に転落し、ベンチを重苦しい空気が支配する。仙台に場所を移しても、暗いトンネルを抜け出せなかった。

 相手先発・岸の巧みな投球術に苦戦した。唯一の得点を生み出したのは4番のバットだった。三回1死一、二塁で坂倉が打席へ。1ボールとなったところで雨脚が強まり、試合が40分間中断。長い間を挟んでも、集中力は切れなかった。

 試合再開後、フルカウントから138キロ直球を右中間へ。チーム31イニングぶりの適時打となる適時二塁打で先制し、「中断明けでしたが、集中して打席に入ることができました。打ちたかったんでよかった」と主軸の役目を果たした。

 八回には九谷から右前打を放ち、チーム最多となる今季15度目のマルチ安打をマーク。打率、本塁打、打点でチームトップの数字を残す背番号31は、「(状態が)悪くても安打が出る時もあるし、良くてもアウトになる時もある。そこはあまり気にせず、1打席1打席しっかり準備をした上で打席に立てればいい」と好調の要因を分析した。

 攻撃陣を見渡すと、終盤の拙攻が敗戦につながる形となってしまった。七回1死一塁では名原のバントが投手前に転がり、一走・佐々木が二塁で封殺。その後、名原が盗塁を仕掛けるもアウトとなり、拳を地面にたたきつけた。

 1点を追う九回無死一塁では、持丸がバントを試みるも、捕邪飛となり反撃ムードに水を差した。新井監督は「やるべきことをしっかりやらないと、流れが相手にいってしまう」と厳しく指摘。結果的に41歳のベテラン右腕に7回5安打1失点の好投を許し、新人から20年連続勝利の“メモリアル星”を献上した。

 チームの借金は今季ワーストを更新する14に。交流戦はビジターで7戦全敗と苦しい戦いが続く。誰がこの流れを止めてくれるのか-。坂倉は、「もうやるしかないので」と短い言葉に次戦への思いを込めた。チーム一丸で目の前の一戦を、勝ちにいくしかない。

野球スコア速報

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス