広島・名原「皆様のおかげでこの舞台に立っている」カメラそっちのけで左翼席へ何度も深々と頭を下げる 人間性が垣間見えた初のヒーローインタビュー
「中日3-5広島」(23日、バンテリンドーム)
プロ初の1番に抜てきされた広島・名原典彦外野手が、デビューから2試合連続マルチ安打を記録した。5打数2安打でチームの勝利に貢献。試合後は初のヒーローインタビューに臨んだ。
インタビュアーに紹介されると、カメラに背を向けて、帽子を取って左翼席へ深々と頭を下げた。
「もう本当に…うれしいです」と切り出し、「ここまで来るのに時間かかったんですけど、それでも応援してくださったファンの皆様のおかげでこの舞台に立っていると思っているので。きょうのヒットも、きのうのヒットもファンの皆様の声援が後押ししてくれたと思うので、感謝しかないです。ありがとうございます!」とコメントすると、再び帽子を取って左翼席へ深々と頭を下げた。
1番起用には「これといって変えることもなく、色気も出さず必死に気合と根性でとにかく打つという気持ちで入りました」と無欲で臨んだことを強調。今後アピールしたいところを問われると、「元気と守備と足とバッティングです」とコメント。最後もまた左翼席へ頭を下げた。その姿に「J SPORTS2」の中継で解説した鹿島忠氏(元中日)は「初々しいですね」と話した。
名原はこの試合も92番のユニホームが間に合わず、2試合連続で育成時代の背番号121で出場。中日先発の大野に対して、初回先頭は中前打。3打席目の四回2死一塁は内角カットボールをコンパクトなスイングで捉えて左前打とした。鹿島氏は、「(体の)軸が流れないんですよね。非常に綺麗なバッティングですね」と絶賛していた。
青森大から2022年度育成ドラフト1位で入団した名原は、21日に支配下登録されたばかり。22日・中日戦は「8番・右翼」でプロ初出場初スタメンに起用されると、2打席目に中前打を放ってプロ初安打。七回には右中間を破り、初タイムリーとなる三塁打で初打点も記録。2安打1打点と躍動していた。
