広島・栗林が成し遂げたプロ初先発1安打完封 同学年の島内が明かす「良吏らしい」発言
「広島1-0中日」(29日、マツダスタジアム)
広島・栗林良吏投手(29)がプロ初先発で1安打完封勝利を挙げた。七回までは走者を許さない完璧な投球。100球未満で完封するマダックスも達成し、衝撃の先発デビューを果たした右腕を同学年の島内颯太郎投手が特別な思いで見つめていた。
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つらさを分かち合い、苦しむ姿も見てきた。栗林とは同い年、昨季までブルペンで多くの時間をともにしてきた島内は「良吏の投球から感じるものは、すごく多い。いい刺激になった」と、初先発で大仕事をやってのけた背番号20の姿に胸を熱くした。
お立ち台で栗林は2連投中だった守護神・森浦の名前を挙げ、中継ぎ陣を「休ませることができて良かった」と語った。「良吏らしいな」と島内。ブルペンの過酷さを知るからこその発言が、島内の心にしみた。
昨季までは島内がセットアッパー、栗林が守護神という時期もあった。「一緒に中継ぎをやってきた良吏が先発で投げているのは不思議な感じ」と島内はほほえむ。一方で「良吏が中継ぎで結果を出したところも、苦しんでいるところも見てきた。だからより一層、先発として結果を残している良吏を見たい」と素直な思いを明かした。
「良吏はどう思っているか分からないけど、僕はお互いに高め合いながらやってきた感じはある。それは(栗林が)先発になったからといって変わるわけではない」と島内。立場は変わっても、切磋琢磨(せっさたくま)する間柄は続いていく。栗林から島内へ、勝利のバトンがつながれる日も近い。(デイリースポーツ・畠山賢大)





