広島・中村奨成 2番起用に「適応できている」新井監督期待かける 四球で好機拡大&2ラン オープン戦打率2位

3回、先制2ランを放つ中村奨(撮影・園田高夫)
3回、先制2ランを放ち栗林とタッチする中村奨(中央)=撮影・園田高夫
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 「オープン戦、DeNA0-4広島」(12日、横浜スタジアム)

 広島の中村奨成外野手(26)が12日、今年の実戦で自身1号となる先制2ランを放った。最終的に2打数2安打1四球で3打席全て出塁。オープン戦打率2位の・353に上昇した。新井貴浩監督(49)はレギュラーシーズンでの中村奨の2番起用について「可能性はある」と言及し、適応力を高く評価した。

 つなぎもできて、長打も打てる-。カープに強打の2番誕生の予感が漂い始めた。3月7戦目にして5度目の2番起用となった中村奨が躍動。先制弾に好機での四球、初回にはチームを勢いづかせる二塁打もあった。真のレギュラーへ、「勝負の年」と位置づける新シーズン開幕を前に状態の良さが際立つ。

 今季初アーチが生まれたのは三回2死一塁の場面だった。「(思い切って)いってもいいかなと思ったので、割り切っていった」。内角高めの直球に反応して強振すると、打球は高々と舞い上がって左翼席に到達。「あれだけ上がったので、入るとは思わなかったですけど…。風に乗って入ってくれたので良かったです」と冷静に振り返った。

 「自分はホームランバッターじゃない」と自覚する。その中で一発よりも価値を見いだしたのは五回の打席だ。2死一、三塁からファウルで粘って四球を獲得し、得点につながった。「チャンスだったけど、ヒットを打ちにいく中で追い込まれた。なんとかしようという中で四球が取れた。あの打席なんかは最高ですよね」と手応えを明かした。

 昨季は104試合に出場し、打率・282と飛躍した。「去年の後半、右打ちの安打が出て、こうやって打てばいいというのがあった」という中で、今キャンプは、その確率向上に着手。オープン戦で「それが意図して打てるようになってきていることが一番大きい」と充実感をにじませる。初回の二塁打は右中間を破っていくもので進化を結果で示した。

 新井監督は2番に入っても存在感を発揮する中村奨を「ちゃんと適応できている」と高く評価する。開幕後の2番起用に関しても「その可能性はある」と言及し、期待をかけた。

 外野を見渡すと、ドラフト1位・平川の躍進が目立つが、「自分にはやることがあるので。彼も打っているので、すごいなと思うけど、他人どうこうよりは、自分がしっかり結果を出すことに対して、取り組んでいければいいかなっていうのが一番」と中村奨。己のプレーに集中し、確固たる地位を築いていく。

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