広島・新井監督 伸び悩む若手に最後通告「今年のようにチャンスたくさんない」シビアな競争予告

 「広島秋季練習」(29日、マツダスタジアム)

 広島・新井貴浩監督(48)が29日、若鯉に“最後通告”を出した。マツダスタジアムでの秋季練習に、みやざきフェニックス・リーグ組が合流。秋季キャンプに参加するメンバーで練習を行った。指揮官は伸び悩む若手に対し、来季は今季以上にチャンスが少なくなると強調。新人選手の加入にも触れ、今季以上のシビアな競争を予告した。

 熱のこもった口調で、厳しいメッセージを発信した。8年ぶりのV奪還へ、情けは無用。3日後に控えた秋季キャンプに向け、新井監督は「投手も野手も、いつまでもチャンスがあると思ったら間違いだし。やっぱり今年までチャンスがあった選手も、来年はそうはいかない」とシビアな姿勢を示した。

 マツダスタジアムでの秋季練習に、みやざきフェニックス・リーグに参加していたメンバーが合流。キャンプに帯同する31人が汗を流した。かねて指揮官は来季のポジション争いで小園以外のレギュラー白紙を明言。その上で、競争に身を置く若鯉たちに“最後通告”ともいえる言葉を投げかけた。

 「今ここで練習しているメンバーは、もう来年の競争が始まっている。今年までチャンスがあった選手も来年は、そんなにない。だから、チャンスがあるうちにつかまないと。それが厳しいプロの世界だから。そう思ってやってもらいたい」

 2年連続のBクラスに沈んだ今季。中村奨や佐々木が存在感を発揮した一方、それ以外の若鯉は伸び悩んだ。昨季、遊撃のレギュラーに定着した矢野は112試合の出場で打率・208。18年度ドラフト3位で入団以降、和製大砲として開花が期待されている林も殻を破れていない現状だ。

 投手では22年度ドラフト1位・斉藤が3年間で未勝利。来季3年目の常広も先発ローテに定着できていない。常広はこの日、シート打撃で打者7人に4安打。指揮官は「持っているモノを考えたら、まだまだこちらも満足していない」と高いレベルでの投球を求めた。

 23日のドラフトでは1~5位まで即戦力の大学生を指名した。1位の平川(仙台大)は俊足を兼ね備えた強打者で、2位の斉藤(亜大)も大学球界屈指の好投手だ。新井監督は3位・勝田(近大)を含め、上位3選手の元を訪問。来季の飛躍を描いて、背中を押してきた。同時に、新戦力の加入はチーム内競争の激化を意味する。

 「新しい子がどんどん入ってくるし、今年のようにチャンスはたくさんない。限られたところでいいモノを見せてくれないと、どんどん(優先順位が)後になってくる。今年まで1軍でチャンスがあった選手が2軍に行くようになることも、出てくると思う」。妥協を許さず、サバイバルレースの行方に目を凝らす。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス