「ヤクルト－広島」（２１日、神宮球場）

　広島の坂倉将吾捕手がスタメンから外れた。前日の試合で新井貴浩監督から怠慢走塁を指摘され、序盤で途中交代していた。

　坂倉は前日の試合での三回２死で迎えた打席で捕手頭上へ飛球を打ち上げると一塁へ走らず、三塁ベンチへと歩を進めた。結果は捕邪飛だったが、この直後に坂倉は途中交代した。

　その試合後、新井監督は「やっぱり打った打たないではなしに、走る姿は取り組む姿勢が一番出るところだから」とし、「キャッチャーフライだったけど、明らかなファウルではないから。ある程度走っておかないと。もし万が一、風で（フェアゾーンに）入ってくるかもしれないから。全力で走っておけとは言わないけど、ある程度走っておかないと。走塁に関しては注意しているのは１回や２回ではないから。だから…代えました」と説明していた。

　この日の坂倉は通常通り、試合前練習に参加。ベンチ入りメンバーにも名を連ねた。スタメンは以下の通り。

　１番・中堅　大盛

　２番・三塁　羽月

　３番・二塁　小園

　４番・左翼　ファビアン

　５番・右翼　野間

　６番・遊撃　二俣

　７番・一塁　林

　８番・捕手　石原

　９番・投手　床田