広島が逆転勝ち 今季東京ドームで初勝利 九回に菊池が逆転2点打
「巨人2-3広島」(6日、東京ドーム)
広島が逆転勝ち。連敗を2で止めた。今季の東京ドームで初勝利を挙げた。
1-2の九回、1死満塁で菊池が逆転の中前2点打を放った。
同点の八回に4番手・森浦が連打と犠打、申告敬遠で1死満塁のピンチを招いた。4番・吉川は空振り三振に仕留めたが、2死満塁から増田陸の打球が三塁への適時内野安打。新井監督が即座にリクエストを要求するも、判定は覆らず一時勝ち越し点を献上した。
打線は五回まで1安打と巨人先発・赤星に苦戦が続いた。だが1点を追う六回1死で1番・中村奨が左翼スタンドへ4号同点ソロ。直球を力強く振り抜き、チームに41イニングぶりの得点をもたらした。
同点の八回は1死から会沢が四球で出塁。新井監督は代走・羽月、代打・上本を送り、上本が犠打を決めて2死二塁と一打勝ち越しの好機をつくった。ここで中村奨は申告敬遠で一、二塁。矢野を迎えたところで巨人は左腕・中川にスイッチし、矢野は初球を打ち上げて捕邪飛に凡退した。
プロ2試合目の先発マウンドに上がったドラフト2位・佐藤柳(富士大)は5回6安打1失点で降板し、2勝目はならなかった。五回2死二塁からオコエの中前適時打で先制点を献上したが、四死球も連打もなく及第点の内容を示した。