広島ローテ再編!床田&森下カード頭で3・5差の阪神追走 床田が担う6連戦初戦の火曜日の男「暑さをどう乗り切るか」

 (上段左から)森下、玉村、佐藤柳、(下段左から)床田、大瀬良、森
 キャッチボールで、ジャンプする床田(撮影・市尻達拡)
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 広島の投手指名練習が25日、マツダスタジアムで行われ、リーグ戦再開に向けて先発ローテーションを再編したことが明らかになった。森下暢仁投手(27)はリーグ再開初戦の27日・中日戦(バンテリン)に先発し、床田寛樹投手(30)が7月1日・ヤクルト戦(マツダ)に回る。左右の2枚看板がカード初戦を担い、3・5ゲーム差の首位・阪神を追走する。

 交流戦をセ・リーグ唯一の勝率5割で乗り切った広島が、27日に再開するリーグ戦から仕掛ける。先発ローテを再考。ここまで金曜日が森下、土曜日は床田という必勝ローテを解き、2人を3連戦初戦に配置する。

 27日からの中日3連戦は森下に続いて、玉村、ドラフト2位左腕・佐藤柳(富士大)の順番で先発していく見込み。リーグ戦再開後も引き続き、金曜日を託されることになった森下は「まずはオールスターまで頑張れたらなと思います。自分がカード頭に勝てれば、土日全然違う展開になる。(土曜日に先発の)タマもずっといいピッチングが続いているし、いい感じにバトンタッチしたい」と意気込んだ。

 リーグ再開後、2カード目となる7月1日からのヤクルト3連戦には床田、大瀬良、森が回る。床田は開幕からカード2戦目の土曜日の登板が続いていたが、6連戦初戦を担うことになった。

 順当に行けばヤクルト戦登板後は、球宴までに阪神、DeNAと対戦することとなる。今季、自身の阪神との対戦成績は1勝3敗と負けが先行しているだけに、「負けているんで何とかやり返したい。僕の3敗がなかったら同率(首位)ぐらいだと思う。僕の負けがそのままゲーム差になっていると思うので、まずは借金をなくせるようにできたらなと思います」と気合を入れた。

 ここに来て森下、床田の2人を別カードに配置したことについて、菊地原投手コーチは「元々、2人は長いイニングを投げてくれているし、チームの中心になってやってくれている。そこを分けることも考えながら。引っ張っていってもらいたいというのはある」と説明。自軍投手と相手との相性は考慮せず、「一戦一戦を勝ち取っていくというところ」と各投手に全幅の信頼を寄せた。

 この日の先発陣はマツダスタジアムで練習を行った。ブルペン入りした森下は「前回やられているので、やり返したい」と5月2日の対戦で、6回4失点で黒星を喫した中日へのリベンジを約束。大粒の汗を流しながらトレーニングに励んだ床田は「暑さをどう乗り切るか」とこれからの猛暑を見据えた。チームは首位・阪神と3・5差の2位タイ。新井鯉の進撃の夏は先発投手が生み出す。

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