広島 新井監督が七回の小園強攻策について「ビジターというのもあって」一気に逆転狙う「一気に行くぞと」

 「オリックス4-3広島」(5日、京セラドーム大阪)

 広島・新井貴浩監督は1点を追う七回無死一塁からの強攻策について「ビジターというのもあって」と説明した。

 先頭の羽月が四球で出塁し、続く小園はカウント2-1から打ち上げて左飛に倒れた。直後にファビアンが左翼線二塁打を放って好機を拡大したが、決定打を放つことはできなかった。

 小園の場面について「あそこは小園からクリーンアップ。そこで一気にいくぞと。ビジターというのもあるし、まずは同点とかじゃなしに」と説明した指揮官。先攻で七回だけに、一気に試合をひっくり返しに行った強攻策だと説明した。

 以下、新井監督との主な一問一答。

 -チャンスをつくりながら、あと一本が…。

 「そうやね、いいところまで行っているので、あともうひと押しだと思います」

 -1点を追う七回は先頭・羽月が出塁。続く小園は最近の状態を踏まえて強攻を選択?

 「もちろん。あそこは小園からクリーンアップ(の流れ)、そこで一気にいくぞと。ビジターというのもあるし、まずは同点とかじゃなしに一気にいくぞという形かな」

 -その後は、1死二、三塁で相手が山岡にスイッチ。末包、坂倉が連続で空振り三振に倒れた。

 「あそこは向こうのベンチも空振り三振を取るために山岡くんにスイッチしているわけだしね。追い込まれたら、なかなか厳しい中でスエ(末包)も2球目のスライダーがファウルになった。ああいう場面になったら(甘い球は)来ても1球あるかないか、ぐらいだからね。また、そういうのを成長につなげてもらいたい」

 -佐々木が初の中堅で先発出場。今後は。

 「基本的にはサードでと考えているけど、彼は試合に出て試合の中で成長していかないといけない選手。いろいろなケース、起用は考えている。ただ基本線はサードで考えている」

 -アドゥワの投球は。

「粘り強く投げていたと思う。ただ打たれた球は高く入っている。今季初ということで緊張もあったと思う。また次に期待してます」

 -2軍では、夫人の出産立ち合いで一時帰国していたドミンゲスが先発した。今後については。

 「そこはまだ今から考えていく。投手コーチとも話し合いながら考えていきたい」

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