「広島０－８阪神」（１日、マツダスタジアム）

　広島は２戦連続の零敗。首位・阪神に同一カード３連敗を喫し、今季２度目の４連敗となった。打線は阪神のドラ１位・伊原の緩急自在の投球に沈黙し、新井監督は「やっぱり防御率１点台前半だし、いいピッチャーなので。また対戦もあると思うので、対策を練っていきたいと思います」と振り返るしかなかった。

　中軸を打つファビアンと末包に１安打ずつ出たものの、５月半ばから状態は下降気味だ。「まあそうやね。調子の波というのはどんな選手にもあるので、ただ全体的に低調になっている」と認めた新井監督。「誰かがバッと来てくれたらね。調子が悪い人がいても、そこをカバーしてくれる状態がいい人がいてくれたらいいんだけど、全体的に低調になっているからね。そこはまた明後日から交流戦が始まるので、しっかりと切り替えて臨みたい」と交流戦での火付け役の登場に期待した。

　この日は六回までは初回にファビアンが放った中前打のみ。七回にようやく初の連打が飛び出し、１死満塁の好機をつくったが、２番手・湯浅の前に佐々木が二飛、代打・野間がフルカウントから空振り三振に倒れた。