広島ドラ1・佐々木 ガンガン打つ! 初の阪神戦もスタイル貫く「誰が来ようと、結果残しにいくだけ」
広島のドラフト1位・佐々木泰内野手(22)=青学大=が30日からの阪神3連戦(マツダ)でも攻めの姿勢を貫くと29日、誓った。首位を走るライバルチームとは自身初対戦。初戦の相手先発・村上に対し「初球からガンガンいく」と積極打法で結果につなげる構えだ。
これまで通りのスタイルで、高い牙城を打ち崩す。プロ入り後、初めて阪神戦に挑む佐々木は「自分は誰が来ようと、結果を残しにいくだけ。初球からガンガン打ちに行くっていうのは、変えずにやりたいと思っています」とアグレッシブな姿の継続に意欲を示した。
まずは30日の相手先発・村上との初対戦に注目が集まる。広島とリーグトップタイの6勝を挙げている右腕の今季対戦成績は3試合で1勝1敗、防御率3・20。マツダスタジアムでは3月28日の開幕戦で8回2/3を無失点に抑えられた。ドラ1ルーキーは「振ってみないと感じられない部分もあると思うので、とりあえず打っていこうというのは決めています」と積極打法で攻略するイメージを膨らませた。
31日は大竹、6月1日の3戦目は伊原との対戦が有力。広島と両左腕との通算対戦成績は、大竹が14試合で1勝10敗防御率1・35。伊原には3試合で、0勝2敗、防御率0・69に封じられている。佐々木は同じドラフト1位の左腕に対して「まとまっていると思う」と印象を語り、「(積極的に)打ちに行くことは変えずに」と約束。持ち味を発揮し、チームの苦手意識払拭につなげたい。
20日・ヤクルト戦で1軍デビューを果たし、6試合で打率・278。28日の巨人戦(金沢)では九回2死から代打で、マルティネスからプロ初の三塁打を放った。150キロ台の速球をケアしつつ、外角低めのチェンジアップを右中間に運ぶ一打には、卓越した打撃技術が詰まっていた。
「(今後は)配球も変わってきたりすると思うんですけど、いろんな対応力を見せていければと思います。結果を出しにいくという部分で、チームの勝利に貢献できるように」。魅力にあふれた若武者が、虎を相手に牙をむく。





