広島・小園 直近5試合15の1…新井監督の直接指導入った「シンプルにバットを縦に使って、真っすぐ捉えられるように」
「広島(降雨中止)DeNA」(24日、マツダスタジアム)
広島・新井貴浩監督(48)が24日、マツダスタジアムに隣接する屋内練習場で小園海斗内野手(24)に直接指導を行った。小園は直近5試合で15打数1安打。指揮官は主にバットの出し方についてアドバイスを送り、小園は25日のDeNA戦で即実践する考えを示した。同日の相手先発は好相性の東。“新井効果”で復調を図る。
雨粒の音を遠くで聞きながら、新井監督はティー打撃中の小園に歩み寄った。午前11時過ぎから始まった、約10分間の指導。身ぶり手ぶりで助言を送り「大したことは言ってないよ。ちょっとしたところだと思う。内容的には悪くない。彼もモヤッとしているところもあると思うので、一言だけ」と微修正を施す際のヒントを与えた。
具体的な内容を小園が明かす。「シンプルに(バットを)縦に使って、(ボールを)真っすぐ捉えられるように。捉え切れていないのが事実。打てている時は捉えられていると言ってもらった。指導していただいたので良かったです」とモヤモヤした現状に打開の兆しが見えたようだ。
直近5試合で計15打数1安打。そのうち外野フライは10を数えた。指揮官は「本来ならば(外野の頭を)越えてくれたり、左中間、右中間に強い打球で抜けてくれたりするんだけど、ちょっと力がないフライアウトが多い。でも、ほんのちょっとしたところ」と説明。若鯉も「明日はシンプルに、言ってもらったことをやろうかなと。また、ここから頑張ります」と気合を入れた。
視線を向けた25日・DeNA戦の相手先発は、東。11日の対戦では一発を含む3安打2打点と攻略した。今季を通しても対戦成績は10打数4安打の好相性を誇る。「23日に『打たせない』と言われたので、絶対打ちます!」と肩を回した小園。監督のサポートを上昇へのきっかけにしていく。





