広島・常広「緊張していない」5日侍デビュー!強心臓でオランダ斬りだ 九回登板予定

 ブルペンで投げ込む常広(撮影・立川洋一郎)
 笑顔を見せて練習する常広(撮影・立川洋一郎)
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 野球日本代表「侍ジャパン」は4日、「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本対オランダ」(京セラ)を控え、大阪・舞洲の室内練習場で練習を行った。2年目で初めてトップチームに選出された広島・常広羽也斗投手(23)は、5日の九回に侍デビューする予定。「緊張はしていない」と強心臓ぶりをのぞかせた右腕が“オランダ斬り”を誓った。

 浮つく様子は全くなかった。日の丸を背負ってもやることは変わらない。常広は普段通り冷静にデビューを見据えた。

 「開幕に向けての一つの調整として投げたい。大きく何か変えることなく、いつも通りここまでやってきたことを出したい。緊張はないです」

 青学大4年の夏には日米大学野球に出場し、大学日本代表の優勝に貢献。今回は、プロ2年目で自身初となるトップチームに招集された。「いつもと違う環境というのは、自分にとってまた違う刺激が入るいい機会」と代表選手たちとの競演を成長につなげていく。

 ここまでは順調に調整を進めてきた。2度目の対外試合となった2月22日の韓国・KIAとの練習試合では、先発し3回4安打1失点。そこから実戦マウンドの間隔が空いているが「状態は問題ないです」と笑顔。「とにかく普段通りというのを意識して投げたい。カープでやってきたことを引き続きやって、自分らしい投球をしたい」と平常心を強調した。

 菊地原投手コーチも快く右腕を送り出した。「トップレベルの野球を経験できると思うので、プラスにしてほしい」と貴重な舞台での登板を歓迎。「まずはけがなくね。一回りも二回りも大きくなって帰ってきてくれれば」と期待を寄せた。

 日本代表の前日練習ではレベルの高さを体感した。「やっぱりキャッチボールを見ているだけでもいろいろ勉強になる。面白いなって思って見てました」。特に印象に残った選手に西武・今井を挙げ、「昔から見ていた投手。実際に初めて生で見てすごくいいボールを投げているなと思いました」と目を輝かせた。

 ブルペンではソフトバンク・海野に対して、変化球を交えて27球を投じた。5日は九回の1イニングを任される予定で「出力を上げつつ、けがだけはしないように」と好投を誓った。

 「いい緊張感で練習できた。あとはこの経験をシーズンにつなげられるようにしたいなと思います」。将来のエース候補として期待がかかる右腕。日本を驚かせるような快投で、スター街道を歩み出す。

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