おめでとう！！広島は２９日、野間峻祥外野手（３２）、大盛穂外野手（２８）、矢野雅哉内野手（２６）が結婚したことを発表した。２８日に明かしていた矢野も含めて、２月１日のキャンプイン直前に３選手同時に発表となった。おのおのが身の引き締まる思いを口にして、チームのため、家族のために野球道をまい進する覚悟を示した。

　キャンプインを３日後に控えたタイミングで、喜ばしいニュースが広島を駆け巡った。異例の３選手同時結婚発表にファンも驚き、祝福ムードが広がった。球春到来が告げられる前に、鯉に“結婚ラッシュ”が到来。人生の伴侶を得た３人はそれぞれ決意を語り、この日はマツダスタジアムで行われた合同自主トレに参加して汗を流した。

　２８日に３２歳の誕生日を迎えたばかりの野間は「このたび、入籍しました。今まで以上により一層頑張っていきます」と球団を通じてコメント。お相手は年上の一般女性で昨年末に婚姻届を提出したという。「家族ができたので、より結果をしっかり残していかないといけないなという気持ちが強いです」と責任感をにじませた。

　２０１４年度のドラフト１位で広島に入団して以降、毎年コンスタントに成績を残し続け、昨季は１１３試合に出場し、打率・２７１、１本塁打２８打点。近年目立っていた故障離脱がなく、自身６年ぶりとなる規定打席に到達した。

　２年連続の１軍フル帯同へ。お相手とはすでに同居をスタートさせており、「食事だったり、体にも気を使ってもらって、いろんな面でサポートしてもらっている」という。支えとなっている愛妻に思いをはせながら、「野球で恩返しができるのが一番。これまで以上にしっかり野球をやっていきたいです」と表情を引き締めた。

　２８歳の大盛は、２２年末に２歳年下の一般女性と結婚していたことを公表した。「ナイター（ゲームが）終わった後も帰ったらご飯がある。当たり前ではないので、それだけですごく助かります」と感謝。お相手のつくる好きな手料理には「ハンバーグ」と答えてほほ笑んだ。

　昨季は自己最多の７４試合に出場。今季はさらなる飛躍が期待される中、「何年やれるか分からない世界なので、いいところを見せられるように。活躍して恩返ししたいです」と決意をみなぎらせた。

　前日に、結婚していたことを明かしていた矢野を含めた３人とも、昨季は好成績を残し、野球面でも上昇の一途をたどる。ともに歩んでくれる愛する人のため－。幸せをかみしめながら、白球を追う。