広島・ファビアン 頼むぞVの使者 幼なじみの巨人・ヘルナンデスから助言「我慢強い打者に」

 広島の新外国人、サンドロ・ファビアン外野手(26)=前レンジャーズ傘下、エレフリス・モンテロ内野手(26)=前ロッキーズ、ジョハン・ドミンゲス投手(29)=前ホワイトソックス傘下=が24日、広島市内のマツダスタジアムで入団会見を行った。ファビアンは米国時代に同僚だった巨人・ヘルナンデスから「我慢強い打者になれ」と助言を受けたと明かし、チームの貧打解消に意欲を示した。

 言葉の端々に、自信をのぞかせた。マイナーで通算104本塁打を放ち、4番候補として期待されるファビアンは「健康でいることができれば、自然と数字は付いてくると思っているよ」と柔和な笑みを浮かべた。

 新たな挑戦を前に、心強い助言があったという。昨季まで所属したレンジャーズ傘下では巨人・ヘルナンデスと同僚だった。ヘルナンデスは5月に来日。骨折離脱まで主に3番として56試合で打率・294、8本塁打、30打点で優勝に貢献した。「彼とは小さい頃から一緒に育った関係性。『日本では我慢強い打者になった方がいい』とアドバイスをもらった」と日本野球に適応するためのヒントを授けられた。

 日本の投手の制球力や変化球のキレ、配球に対して冷静さを保つことが成功への鍵。「我慢強く(球を)待たないといけない場面ではそういう行動も取る。積極的に振っていかないといけない場面では積極的にいく」と好球必打を貫く。

 23日に来日し、早くもチャーハンやステーキを堪能。入団会見前にはモンテロ、ドミンゲスとマツダスタジアムの近隣にある尾道ラーメン店を来訪し、広島のソウルフードに舌鼓を打った。

 昨季のチーム打率・238はリーグワーストで、52本塁打は12球団最少。新助っ人には大きな期待がかかる。「このチームを優勝に導くことが目標」。自慢のバットで広島に熱気を呼び込む。

 ◇サンドロ・ファビアン (Sandro Fabian)1998年3月6日生まれ、26歳。ドミニカ共和国出身。180センチ、82キロ。右投げ右打ち。外野手。2014年にジャイアンツと契約し、15年から同国のサマーリーグでプロ初出場。22年にレンジャーズへ移籍すると3シーズン(マイナー)で56本塁打をマーク。24年9月6日にメジャーデビューを果たした。

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