カブス鈴木誠也の教えが「しっくり」広島・内田 シンプル打撃構えで飛距離と確実性に効果 全てが学びになった

 打撃練習を行う内田
 打撃練習後、ボールを集める内田
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 広島・内田湘大内野手(20)が21日、師匠直伝の新フォームで1軍定着を狙うと意気込んだ。4日から20日まで沖縄県内で米大リーグ、カブスの鈴木誠也(30)らとの合同自主トレに参加。鈴木からの助言で、昨季よりスタンスを狭めたシンプルな構えに変更し、手応えをつかんだ。昨季はチームの最終戦で1軍デビューを果たした若鯉。新打法で飛躍を目指す。

 沖縄での17日間は、内田にとって充実した時間となった。打力向上へのヒントを持ち帰った合同自主トレ。鈴木からの助言で「タイミングを取るのが苦手なので、シンプルに無駄なく(打ちに)いけるようにした」と新打法に着手していることを明かした。

 具体的な変更点は構えた際のスタンス。「(足の幅を)狭めて(打ちに)いくだけという感じにして取り組んでいる」。南国では午前中にノックを行い、午後からは約4時間の打撃練習。バットを振り込んで習熟度を高めた。「飛距離もだいぶ変わってきているので手応えがある。自分がしたいスイングができている」と声を弾ませた。

 新たな打法では、課題だったタイミングの取り方も改善され「ミスショットが少なくなったかなと思う。今が一番、自分の中でもしっくりきます」と効果を実感した。鈴木への弟子入りは2年連続で「栄養のこと、試合での考え方、練習での考え方は勉強になりました」と、共有した時間の全てが学びになったという。

 昨季は2軍で106試合に出場し、打率・232、4本塁打、31打点。チームのシーズン最終戦となった10月5日・ヤクルト戦(マツダ)で1軍デビューし、初スタメン初安打を放って今後の活躍に期待を抱かせた。

 この日は大野練習場での合同自主トレに合流し、フリー打撃などで汗を流した。「誠也さんとやってきたことを継続して完成度を高め、いい状態でキャンプにいけるように」。偉大な先輩からの教えを胸に、明るい未来を切り開く。

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