広島・森下意地見せた! 勝利ならずも今季最多113球で7回2失点 新井監督は評価「ナイスピッチング」

 5回、中野の打球に飛びつく森下(撮影・立川洋一郎)
 6回、坂本の打球を処理した森下はベンチに向かって大丈夫とアピールする(撮影・市尻達拡)
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 「広島1-2阪神」(22日、マツダスタジアム)

 逆転を信じ、最後までベンチの最前列で声援を送ったが願いは届かなかった。広島・森下暢仁投手が今季最多の113球で、7回6安打2失点の粘投も、2敗目。「序盤で苦しい展開をつくってしまった。試合をつくれなかった」と唇をかんだ。

 立ち上がりを攻められた。初回先頭の近本に二塁打を浴びると、2死二塁から大山に左前適時打を浴び、先制点を献上。「立ち上がりが全てだと思います」と猛省した。三回にも先頭の近本に四球を与えたところから、1死二、三塁のピンチを招くと、大山に右犠飛を浴び、2点目を失った。

 しかし、ここから意地を見せた。2点ビハインドの五回は1死満塁で糸原、前川をともに一ゴロに打ち取り、無失点でしのいで小さくガッツポーズ。六、七回は三者凡退で片付け、先発の役割を果たし降板した。

 打線は天敵・大竹の前に7回まで無得点に封じ込まれ、援護点はなし。この日の黒星で阪神戦は22年9月14日の試合から6連敗となった。それでも今季は6試合の登板全てでクオリティースタート(先発で6回以上投げて自責点3以下)を達成しており、右腕を責めることはできない。新井監督も「今日もナイスピッチングだった」と右腕をねぎらった。

 やられっぱなしではいられない。「次は初回からしっかり出来るように頑張ります」と森下。次こそは“虎狩り”を成功し、自身の連敗を止めてみせる。

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