カープ益田 1軍生き残りへ3回無安打投球 「ある程度勝負できた」直球で中田詰まらせ猛アピール

 「オープン戦、中日0-10広島」(23日、Agreスタジアム北谷)

 グラブをポンッとたたく。好結果の中に見えた課題も収穫にして、広島・益田武尚投手(25)はマウンドを降りた。オープン戦の“開幕投手”を務め、3回無安打無失点。「ボチボチ。まだオープン戦の段階なので、(結果は)特に何とも思っていない」という厳しい目の自己評価を下しながらも、表情には明るさがあった。

 直球が走っていた。初回は2死一塁で強打者・中田と対戦。2球目の食い込んでいく内角高めの直球で詰まらせ、力ない捕飛に打ち取った。オープン戦の初戦ではあるが、球界屈指の強打者を力でねじ伏せ、「真っすぐである程度勝負できたので、そこはポジティブに考えてもいいかなと思う」とうなずいた。

 一方で課題と捉えたのが制球面だ。初回は2死から細川にストレートの四球を与え、「攻めた四球ではなかった。そこはシーズン中にあってはいけないこと」と反省。昨秋から取り組む、腕を下げた新フォームはまだまだ伸びしろを残す。

 新井監督は益田の投球に「落ちついていた。ナイスピッチング」とにんまり。今後の起用法については「今は決められない。それだけ投手陣もいい競争をしてくれている」とした。

 右腕も「先発も中継ぎも『両にらみ』と新井さんが言ってくださったので、どちらでも行けるように」という心意気。献身性を表現するため、今後もアピールを重ねていく。

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