広島・大盛 西川龍馬通じ「すごいと聞いていた」ソフトバンク近藤と合同自主トレに初参加「殻を破る」

 広島の大盛穂外野手(27)が21日、来年1月に鹿児島県・徳之島で行われるソフトバンク・近藤やオリックス・西川らの合同自主トレに参加することを明かした。近藤には、技術はもちろん体の使い方を学びたいと意欲十分。来季の1軍定着へ向けて、自らの殻を破ると力強く意気込んだ。

 自分を変えるために徳之島へ向かう。大盛は来年1月にソフトバンク・近藤、オリックス・西川らとの合同自主トレに初めて参加する。「ここ数年、停滞していて何もできていない。殻を破る意気込みでいく」。秘めていた決意を言葉に変えた。

 西川を通じて実現した。今季、本塁打、打点、最高出塁率のタイトルを獲得した近藤には、体の使い方について助言や指導を仰ぐ。

 今季は71打席で22三振。落ちる球種にも苦しんできた。三振数減は自身のテーマで、ここ数年、試行錯誤が続く。課題を克服するのが狙いだ。

 「言葉で説明するのは難しいけど、落ちる球を克服するには、体が動かないとかあると思う。僕は体が開いて止まらないところもあるので、克服できたらと思います」

 近藤は両リーグトップの109個の四球を選んだように、選球眼が良く、ボール球を振らない。

 「体の使い方をすごく勉強されている自主トレなので、どういったことをしているのか教わりたい。自分の体を理解するのは、近藤さんがすごいと聞いていたので、自分でどう野球につなげていけるのかなと思う」。そのメカニックを聞き、自身のレベルアップに最大限に生かしていく構えだ。

 この日はマツダスタジアムの室内でバットを振り、体幹トレーニングなどで汗を流した。「休めないと思ってやっている」。年内は広島で過ごし、合同自主トレへ向け体を動かし続ける。来季が6年目。勝負の1年だ。

 西川がオリックスへ移籍する来季は、外野の定位置争いが例年にも増して激しい。守備と走力はチーム屈指。それだけに打力アップが、競争を勝ち抜き1軍定着へのカギになる。

 1月上旬から約2週間の合同自主トレ。実り多い時間にして、2月1日からの春季キャンプに臨む。

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