広島・薮田は投球内容に後悔「ちょっと失敗した」打者3人に2四球と制球に苦しむ 阪神・高山からは三振奪う

 トライアウトのマウンドに立つ薮田(撮影・佐藤厚)
 三振に倒れた高山(後方)。投手・薮田(撮影・開出牧)
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 「12球団合同トライアウト」(15日、鎌ケ谷スタジアム)

 NPBから戦力外通告を受けた選手らが再起をかける「12球団合同トライアウト」が行われた。

 カウント1-1から行われるシート打撃で、広島・薮田は打者一人目の西武・中山には3連続ボールで四球。2人目の阪神・高山は127キロフォークで空振り三振。3人目の中川にはフルカウントから144キロが高めに外れ、四球となった。

 広島・薮田は今季はわずか3登板。17年には15勝を挙げ、2・58で最高勝率も獲得した。だが、以降は成績を残せず、今オフ戦力外となった。

 実績ある薮田と高山の対戦には、大きな拍手も起こった。

 薮田は「もうちょっと見せたいもの、出せるものがあったなと率直に思います。1-1からのカウント、バッターは打ちにくる。勝負球が入る事が多くなるが、変化球が多くなってしまい、もっと真っすぐでアピールしたかった。ちょっと失敗した」と後悔。一方で高山からは三振を奪い、「三振が取れることは投手として大きいので、ひとつ出たのは良かった」とうなずいた。

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