「ＪＥＲＡ　ＣＳセ・ファイナルＳ・第１戦、阪神タイガース４－１広島東洋カープ」（１８日、甲子園球場）

　１９日の阪神とのＣＳファイナルＳ第２戦に先発する広島・大瀬良大地投手（３２）が１８日、好投を誓った。甲子園でキャッチボールなどを行い最終調整。「しっかり攻めていければ」と強気の姿勢を示し「どういう試合になるかわからないので、自分のできることを。一人一人、一球一球投げて、いい結果が生まれるようにがんばりたい」と“一球入魂”の構えで腕を振る。

　レギュラーシーズンの阪神戦は３試合に先発して０勝１敗。「１、２番の出塁率、足もあるし中軸の１発もある。下位打線からつながる力もある。気をつけることはたくさんある」と、切れ目のない阪神打線に警戒心を強める。そして「状況、状況で最善を尽くせるようにやっていきたい」と闘志を燃やした。

　登板前日でも過度な緊張はなく、落ち着いた口調で意気込みを語った。「試合に入ってくると、緊張感とかも湧いてくると思う。そういうモノを、しっかり感じていけたら」。チームが第１戦で敗れただけに、負けられない大事なマウンドとなる。