広島初戦先発は九里 CS阪神撃破へ中3日 ブルペンで投球「300球と書いといて」 総力戦へ再登板もあるぞ

 必勝ローテで日本シリーズへの切符をつかむ!!広島の九里亜蓮投手(32)が「2023 JERA クライマックスシリーズ セ ファイナルステージ」の初戦となる18日・阪神戦(甲子園)で先発することが16日、分かった。14日のCSファーストS・DeNA戦で中継ぎ登板してから中3日で先陣を切る。2戦目は大瀬良、3戦目以降は床田、森下と続く見込み。5戦目は流動的で森らが候補となる。6戦目までもつれた場合は、九里が中4日で再び登板する可能性がある。

 下克上を成し遂げるため、新井カープが必勝ローテで阪神との戦いに臨む。

 18日の初戦は九里に託す。リーグ優勝した阪神に1勝のアドバンテージで始まるCSファイナルS。初戦の勝敗がその後の流れに影響を与えるだけに、重要な戦いだ。

 九里は「気負って良い投球したことはない。試合前の準備からいつも通り入っていければ」。CSファーストS初戦の14日・DeNA戦に中継ぎで登板し、1回2/3を2安打無失点で23球を投げた。中3日での登板となるが平常心で臨む。

 準備は万全だ。マツダスタジアムでの投手指名練習ではブルペンで投球練習した。前回登板を受け「体の張りが強かったわけではない」ときっぱり。球数を問われると、「300球と書いといてください。30球はいってないくらいですかね」と冗談を交えて表情を崩した。

 2戦目は大瀬良に託す。DeNA戦は2戦目に中継ぎ待機し準備したが、登板機会はなかった。満を持してのマウンドになる。

 横山投手コーチは3戦目以降の先発について「間隔を詰めるとか」と話しており、3戦目は床田、4戦目は森下が見込まれる。14日・DeNA戦に先発した床田は88球、15日・同戦に先発した森下は82球で中継ぎ陣にバトンタッチした。球数はいずれも100球未満。中5日での先発に問題はなさそうだ。

 5戦目は流動的だ。森や「みやざきフェニックス・リーグ」に参加していたメンバーも候補になり、総合的に判断していく見込み。6戦目までもつれこんだ場合は総力戦となるため、初戦の登板内容次第で九里が中4日で登板する可能性もある。

 甲子園での阪神戦は今季2勝9敗1分けで、同球場でのチーム防御率は4・01だ。九里は「どこからでも点が入る」と阪神打線を警戒。「僕は一人一人、一つ一つアウトとるスタイル。変える必要はない。塁に出しても次のアウトを考えていきたい」と力を込めた。

 CSファーストSは2連勝で甲子園行きを決めたチームは勢いに乗っている。敵地に乗り込んでも先発陣がその勢いをさらに加速させる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス