「ＪＥＲＡ　ＣＳセ・ファーストＳ、広島東洋カープ－横浜ＤｅＮＡベイスターズ」（１４日開幕、マツダスタジアム）

　広島・床田寛樹投手（２８）が１３日、マツダスタジアムで行われた全体練習に参加。ＣＳファーストＳ初戦を前に、ＤｅＮＡ・東との対決に必勝を誓った。

　最多勝左腕に負けるつもりはない。

　「１回、東と投げ合って負けてるんで、やり返せるようにしたい。すごくいい投手と投げ合えるのは、シーズン中ならいい勉強になるんですけど。一発勝負となったら、それほど嫌な相手はない。そういう相手に投げ勝ってこそ、いい投手になれると思う。なんとか勝てるようにしたい」

　ＤｅＮＡ戦は今季７試合に登板し３勝１敗、防御率１・８８と好相性。唯一の敗戦は８月２４日の横浜スタジアム。東とともに１０勝で迎えた対戦で二回に大田に先制打、三回にソトに２ラン、５回３失点でＫＯされ敗戦投手。東は７回１失点で１１勝目を挙げた。その悔しさは忘れてはいない。

　「先制点を取られないように。特に中軸に得点圏で回さないように初回から一人ずつ全力で投げたい」

　強力打線を相手にしてもひるむつもりはもちろんない。

　新井監督から大事な初戦のマウンドを託された。「楽しんでいってくれと言われました」と話す。真っ赤に染まるであろう満員のスタンドを味方に２冠投手に投げ勝ってみせる。