広島・新井監督「めちゃくちゃ悔しいです」 今季最終戦2位確定できず4日DeNAの結果次第 「全員でCS戦う」

 「広島東洋カープ5-6阪神タイガース」(1日、マツダスタジアム)

 広島は勝つか引き分けで2位を確定できた今季最終戦に惜敗。DeNAに同率2位で並ばれた。CSファーストS(14日開幕)の本拠地開催は4日の巨人対DeNA戦の結果を待つことになった。新井貴浩監督(46)はファンへのスピーチで「この悔しい気持ちを持って全員でCS戦っていきます」と話しリベンジを誓った。

 最後は1点差まで迫るも小園が空振り三振に倒れゲームセット。試合後、新井監督の満員のファンに向かってのあいさつは思わず声がうわずった。

 「正直に言いましてきょうの負けはめちゃくちゃ悔しいです。この悔しい気持ちを持って全員でCS戦っていきます」

 勝って2位を確定させ、CS本拠地開催を報告するはずだった。

 打てる手はすべて打った。先発の大瀬良が不安定とみると両軍無得点の三回無死一、二塁で大道にスイッチ。四回からは床田を中4日で2年ぶりとなるリリーフ起用。

 攻撃では三回の代打・田中から始まって松山、坂倉、マクブルームと次々につぎ込み、曽根、羽月の足のスペシャリストも投入したが、及ばなかった。

 敗因となったのは四回、五回の上本の2失策。八回の坂倉の悪送球と合わせて3失策でチーム82失策は阪神と並んでリーグワーストとなった。

 「いつも言ってるようにミスは付きもの。みんな悔しいと思うし、自分もすごく悔しい」

 74勝65敗4分け。最終順位は2位に並ばれたDeNAの最終戦を待たなければならない。DeNAが引き分け以下なら2位、勝利すれば3位となる。それでも5年ぶりのCS進出を決めたことに変わりはない。オープン戦は12球団最下位。開幕前は下位予想が大半を占めた。

 「悔しい気持ちを持ってレギュラーシーズンを戦ってくれた。CSにいけるというのは、選手全員が頑張ってくれたおかげ」

 他球団に劣るとみられた戦力の中、指揮官は全員野球を掲げ、言葉通り143試合を貫き通した。チャンスとみるや、代打、代走、盗塁など次々に繰り出す采配にファンは酔いしれた。205万人という観客動員数がその熱狂を表した。

 「私たちのチームは戦いながら強くなっていきます。CSでもレギュラーシーズン同様、全員野球で戦っていきたいと思います」

 高らかに宣言した背番号25を選手もファンも信じて付いていく。

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