広島 6連敗の新井監督「自分が何とか勝ちに結びつけられるように頑張りたい」

 6連敗で後がなくなり、試合後、報道陣の質問に答える新井監督(撮影・伊藤笙子)
 9回、遊直で最後の打者となり、唇をかむ秋山(撮影・伊藤笙子)
 7回に登板するも2点を失い、汗を拭うアドゥワ(撮影・伊藤笙子)
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 「東京ヤクルトスワローズ5-1広島東洋カープ」(13日、神宮球場)

 広島が6試合連続の1得点に終わり今季2度目の6連敗。神宮では1998年以来25年ぶりの7連敗。

 先発の大瀬良が初回にオスナに2ラン、村上にソロといきなり3点を失った。

 四回には堂林の10号で2点差に迫ったが、七回にアドゥワが2死から2四死球でピンチを迎えると長岡に2点適時二塁打で突き放された。

 大瀬良が今季10敗目。球団投手のシーズン10敗は2013年・大竹以来となった。

 新井貴浩監督は先発の大瀬良について「立ち上がりだけだった。村上に打たれたホームランは相手が素晴らしかった。インコースのカットボールね。でも、立ち上がりだけで、120球超えているし、よく粘って投げてくれたと思います」とねぎらった。

 大瀬良は五回で110球を投げていたが六回も続投させた。

 「球数はいっていたけど、もう1イニングいってもらいたいと。球自体はいいボールがいっていたし、水曜日ということもあるし、ブルペンのことを考えても、大地にもう1イニング頼んだという形でいってもらった」

 打線は7安打で堂林の本塁打による1点のみ。何度もチャンスを作りながらも得点できなかった。

 「最後のアキ(秋山)もいい当たりだったし、ヒットは出ているので、そこをなんとか得点に結びつけられるように。連敗中だし、みんなの何とかしたい、勝ちたいという気持ちは、こっちも伝わってくる。あしたは神宮最終戦。まだ1勝しかできてない。たくさん(ファンが)神宮に応援しに来てくれているのでね、何とか勝ち試合をお見せできるように頑張りたい」

 八回2死一、二塁から坂倉の右前打で二走・野間が本塁憤死。点差を考えても走者をためる選択肢もあった。

 「そこは選手だけじゃなしにコーチ陣も何とかしたいという気持ちは、見ていてすごく感じる。それも含めて自分が何とか勝ちに結びつけられるように明日頑張りたい。選手だけじゃなしに、スタッフも何とかしたい、何とか勝ちたいという気持ちは伝わるので」

 阪神は優勝へのマジックを1とした。

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