広島・マクブルーム 逆転Vへ緊急昇格 新井監督「思う存分暴れて」 西川が右わき腹違和感で不透明、起爆剤に期待
2軍調整中の広島のライアン・マクブルーム内野手(31)が5日のDeNA戦(マツダ)から緊急昇格することが4日、決まった。新井監督が明言した。打撃不振により6月11日に出場選手登録を抹消。調子が上向いていた7月下旬に右太ももの肉離れで再び離脱していた。4番を担う西川が右脇腹の違和感を訴え、次戦出場は不透明な状況。助っ人のバットに期待がかかる。
緊急昇格だ。5日から始まる3位・DeNAとの直接対決を前に、新井監督は「週明けからライアンを呼ぶ」と明言した。マクブルームが3カ月ぶりに1軍に帰って来る。
打線の起爆剤として期待がかかる。助っ人不在中に4番を担っていた西川は、2日の中日戦で右脇腹の違和感を訴え途中交代。3日の同戦はベンチ入りしなかった。DeNA戦出場は5日当日の状態を見て判断するため、状況は不透明だ。
西川を欠いた3日は今季12度目の完封負けを喫した。「やっぱり得点力アップというところ。打撃を期待している」と指揮官。開幕4番を任せた助っ人の巻き返しに期待を寄せた。
マクブルームは打撃不振で6月11日に出場選手登録を抹消。状態が上向いていた7月30日ウエスタン・阪神戦の走塁中に右太ももを肉離れした。
実戦復帰は1日・ソフトバンク戦。2軍戦出場は3試合だが、復帰戦で3安打2打点を記録するなどバットは振れている。
DeNAは左腕3投手先発濃厚
「ファームの方では状態を上げて、良くなってきた直後のケガだった。彼も悔しかったと思うし、思う存分、暴れてほしい」と新井監督。DeNAの先発は坂本、今永、東の左腕3投手が濃厚。長距離砲が勝利を呼び込む。