快勝の広島・新井監督「“新しいマット”になってきている」巨人戦8発目のデビッドソンを称賛

 1回、2ランを放ったデビッドソンは“ごますりポーズ”を決める(撮影・田中太一)
 1回、2ランを放つデビッドソン(撮影・田中太一)
 巨人に勝利し、ファンにあいさつする新井監督(左)
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 「広島東洋カープ7-5読売ジャイアンツ」(20日、マツダスタジアム)

 広島は3本塁打で効果的に得点を挙げ、巨人に快勝。今月4、5日以来の連勝で2カード連続の勝ち越しを決めた。

 初回にデビッドソンが14号2ランを放つと、二回は末包が4号ソロ。デビッドソンは巨人戦で8本目の本塁打という“キラー”ぶりを示し、末包はプロ入り初の2試合連続弾となった。1点差に迫られた五回は、堂林に価値ある7号3ランが飛び出した。

 先発・玉村は9安打を浴びながら5回2/3を5失点(自責点2)で3勝目を挙げ、巨人戦は3戦3勝。六回途中から大道、アンダーソン、中崎、栗林とつなぎ、島内とターリーを温存して勝利した。試合後の新井監督の一問一答は以下の通り。

 -序盤、中盤の3発が大きかった。

 「大きかったね。マット(デビッドソン)も本当に大きかったし、スエ(末包)もね。マットは状態が上がっているというより、成長と言うとおかしいけど、そう見えますね。あと堂林のホームランも大きかった。(1点差に)詰め寄られた後の3ラン。すごく大きかった」

 -デビッドソンは巨人戦で8本目の一発。

 「そこは彼に聞いてみないと分からないけど、彼の謙虚で素直な性格があって日々、打撃コーチと練習や対策をやっていく中、だんだんと成長と言うのかな。また“新しいマット”になってきていると思います」

 -7回はアンダーソンが、来日初の救援登板。

 「ナイスピッチングでしたね。落ち着いてました」

 -僅差で島内、ターリーを投げさせなかった。

 「島内はちょっと登板数と球数もすごく、ここ最近増えていた。今日も緊急要員だと思っていた。最後の最後、イレギュラーなことが起こったときにいってもらうよ、と。極力使わない方向だった。これで明日も(移動日で)空くので、昨日(19日)今日と3日間かな。そういう計算でいました」

 -その状況で僅差を勝ち切った。

 「タマ(玉村)も粘りながら頑張ってくれたと思いますし、向こうに流れがいっている中で大道もしっかり抑えてくれた。アンディー(アンダーソン)も、ザキ(中崎)も抑えてくれた。タマも頑張って粘って投げてくれたし、ブルペン陣もみんな素晴らしいピッチングだったと思います」

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