広島・床田が自身初の2桁10勝を今季2度目の完封で飾る 防御率は1・90でリーグトップ浮上

 6回、中野を併殺に打ち取りグラブをたたく床田(撮影・田中太一)
 3回、中前へ先制適時打を放つ上本(撮影・立川洋一郎)
 7回、原口の打球を好捕した菊池(撮影・高部洋祐)
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 「広島東洋カープ6-0阪神タイガース」(17日、マツダスタジアム)

 広島の床田寛樹投手が9回5安打無失点で、自身初の2桁10勝に到達した。球団日本投手左腕の10勝は01年の高橋建以来。防御率を1・90とし、リーグトップに浮上した。

 打たせて取る投球が光った。三振はわずか2個。丁寧に投げ込み、強力阪神打線から凡打の山を築いた。

 三塁走者だった四回には、雨脚が強くなり34分間の中断があった。難しい調整を強いられたものの、五回以降もそれまでと変わらない粘り強い投球でスコアボードに「0」を並べた。

 打線は三回、上本の中前適時打などで2点を先制。三回にも3点を加えて阪神を突き放した。

 チームは今カードを2勝1敗で終えた。前日の敗戦で自力優勝の可能性が消滅したものの、チーム一丸で反撃態勢を整えた。

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