広島・西川 8日ヤクルト戦復帰即4番 首位・阪神と2・5差逆転へ新井監督「得点力のアップを期待」

 右脇腹の肉離れで戦列を離れていた広島・西川龍馬外野手(28)が、8日・ヤクルト戦(神宮)で1軍復帰し、即4番で先発出場する見込みとなった。6日のウエスタン・ソフトバンク戦で実戦復帰して3打数1安打と順調な回復ぶりを見せており、2・5ゲーム差の首位・阪神追走へ、頼れる男が打線の起爆剤になる。

 真夏の敵地6連戦を前に、欠けていた重要なピースが埋まる。主役の帰還に期待は高まるばかり。8日・ヤクルト戦から1軍復帰する西川について新井監督は「4番でというか、そういう方向になると思います」と即4番でスタメン出場させることを明言した。

 思わぬアクシデントに見舞われたのは7月11日の巨人戦。六回の打席で右脇腹に違和感を訴え、直後の守備から途中交代。12日に都内の病院で検査を受けて「右脇腹の肉離れ」と診断され、同日に出場選手登録を抹消されていた。

 その後は段階を踏んでリハビリを行い、6日のウエスタン・ソフトバンク戦に「3番・左翼」で実戦復帰。四回1死でガンケルの内角直球を左前へ運び、3打数1安打で五回の守備から退いていた。

 離脱前、西川は4番として22試合で打率・390、2本塁打、13打点と攻撃陣をけん引してきた。チームは今月6試合で計18得点の3勝2敗1分けだが、指揮官は「やっぱり打線の中心を打ってきた選手。彼が帰ってくることで、得点力のアップを期待しています」とポイントゲッターとしての役割を望んだ。

 4番打者が抹消されている間、チームは10連勝も記録。主力不在の穴を全員で埋め、失速することなく上位の座を守り抜いた戦いぶりに強さを感じさせた。7月12日以降、最も多い12試合で4番を務めた上本も、つなぎの4番としての働きを示した。

 上本の起用法に関しては「内野も外野も守って、この暑い中、体力的にもすごく消耗していると思う。その辺りの疲労度も考えながら決めていきたい」と新井監督。いずれにしても西川の復帰によって、他の選手を起用する際のバリエーションも増えそうだ。

 今週は神宮、バンテリンドームでヤクルト、中日と6試合。来週15日からは本拠地で首位・阪神との直接対決も控えている。覇権奪回に向けて、重要な8月戦線。西川が猛虎追撃の旗頭になる。

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