阪神・大竹を打てないカープ打線 攻略の糸口はあるのか 評論家「早いカウントから的を絞ること」
「広島0-2阪神」(5日、マツダスタジアム)
広島はまたしても阪神・大竹を打ち崩せず、5安打完封負け。これで大竹とは今季4試合対戦して0勝3敗、計29回2/3で1点しか奪えていない。デイリースポーツ評論家・岡義朗氏(69)は、天敵左腕に対して「早いカウントから的を絞ること」が攻略の糸口になると指摘した。
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大竹の投球は見事だった。140キロ足らずの球速だが、制球も変化球のキレも素晴らしかった。ただ“相手がよかったから”で片づけては進歩がない。この試合も得点できず、今季4度目の対戦で1点しか取れていないのは問題だろう。
目についたのは第1ストライクを見送るケース。コーナーいっぱいに決められると手を出しにくいのは分かるが、これが続けば相手の術中にはまる。振っていくと配球も変わるが、振らないと追い込まれるし、最後は打たされてしまう。
コースか球種か。早いカウントから的を絞ること。狙いを定めることだ。内角でも外角でも目付けをしっかりしていれば、少々厳しい球でもバットは出るはず。
対応力のある西川だけは“自分のスイング”ができていたが、今後チームとしてどう戦うか。次回の対戦でその攻略法を見せてもらいたい。相手バッテリーに“アレっ、今日は違うぞ”と思わせることが大事だ。





