広島・新井監督 秋山の打順変更「今のところ考えてない」3位に再浮上 先発・森は「よく頑張った」
「広島3-2巨人」(25日、マツダスタジアム)
広島は、今季初先発の森が5回2失点の好投。打線は二回にデビッドソンの53日ぶりとなる7号2ランで先制。四回には田中の適時二塁打で貴重な追加点を挙げると、六回からは大道、栗林、島内、矢崎とつないでリードを守り切った。
森は今季初勝利。チームは12日以来の3位に再浮上した。
まずテレビ中継でリポーターを務めたタレント鈴木福の「ベンチからどんな風に見ましたか」との質問に答えて。「森が初先発ですかね。期待通りの投球してくれましたね。がんばってくれました。後のブルペンもいい投球してくれたと思います」
-リリーフ陣への声かけは?
「送り出しているのは私なので。信頼して任せたぞって送り出してる。みんないい仕事してくれて自信になったと思いますし本当にいいゲームだったと思います」
-打線は?
「(デビッドソン)マットもね、バットの少し先だったと思うんですけどさすがのパワーだなと。久しぶりにホームランが出たので彼もうれしいと思いますね。うれしいと思う。田中は今日も打撃をしてくれた。本当に頼りになる選手だなと思います」
-3位浮上
「これはもう選手の頑張りのおかげだと思いますね。あした1日あきますのでまた、火曜日からの試合頑張りたいと思います」
通常の取材モードに入って、森の投球について。
「本当によく頑張ったんじゃないですか。初先発で。こっちも期待して送り出してる。期待通りの投球をしてくれたと思います。ファームでも以前よりボールの強さがいいと推薦をもらった。前回もリリーフで投げて打たれたけどボール自体は良くなってる」と高評価。今後のローテ入りについては「そこは次の登板も期待したいけど、競争して勝ち取ってもらいたい」と、29日・DeNA戦に先発する野村らとの競争を口にした。
六回以降1点リードを守り切ったリリーフの頑張りが大きい。
「本当によく頑張ってくれた。みんながみんな、よく耐えてくれた。素晴らしい投球だったと思いますよ」
けん制死などミスもあったが「いつも言ってるようにどんどん攻めてほしい。その結果は私が受け止めたらいいだけ。どんどん前へ前へ行ってもらいたい」と責めることはなかった。
追加点を取れていたならば、もう少し楽に戦えていた。
「欲を言ったらキリがない。1点差ゲームをみんなでなんとか、先発、ブルベンで守り勝ったのは自信になる。いい勝ち方だった」
秋山は3試合連続無安打に終わった。
「取り組む姿勢は彼は誰もが認めるお手本、調子の波とか関係なし、いつも準備してる。上がってくるのも時間の問題かなと思いますね。(打順変更は?)今のところは考えてない。開幕からずっと頑張ってくれて、秋の打撃で何試合も勝たせてもらってる。今こそ、秋が思うような状態じゃない時にみんなが助けようと思ってると思いますよ。それがチームプレー」
27日からは本拠地に首位DeNAを迎える。