「広島０－５阪神」（５日、マツダスタジアム）

　広島は先発の遠藤が初回２死一塁から大山の３号２ランで先制を許すと三回２死一塁では佐藤輝が４号２ランを浴びＫＯ。

　さらに六回には塹江がミエセスに来日１号を打たれた。

　打線は大竹の前に７回５安打で無得点に終わり今季４度目の零封負け。４月７日以来の借金２となった。

　新井貴浩監督は遠藤について「球数が序盤から多かった。流れもあまり良くなかったので、これ以上ってことだったので早めに代えました」

　遠藤が食らった一発はいずれも２死一塁から。

　「本人もわかってると思う。しっかり反省してまた次の登板に向かってほしい」

　遠藤はキャンプからまっすぐの強さが目立っていたが、ここのところ４連敗と良さが見えない。

　「シーズンに入ったら心理状態とかフィジカルもあるし、彼もシーズンの中、公式戦の中で成長していくためには今日は今日でしっかり反省して、次どういう気持ちで臨んでいくのかが大切だと思う。本人も思うところがあると思う。自分自身で疑心暗鬼にならずに前に前にと思ってやってほしい。しっかり反省するところは反省してね」

　今後の成長を期待したが、次回登板については「まだ決まってない」と明言はしなかった。

　打線は大竹に対して初回無死一、三塁と絶好機を得たが、クリーンアップは不発に終わった。「いつもああいうチャンスで点が入るものでもないし、相手の投手もコントロールもよかったし、緩急もよかったね。対策していかないと。（大竹との対戦は）２回目かな。そこはチーム全体で対策していきたい」

　これで相手先発が左腕の試合は７連敗となった。「そこはあまり気になってないかな。もっともっと進んでいって明らかにその傾向が顕著に出たら考えていかないと行けないけど、まだ気にしてないかな」

　こどもの日の試合で今季最多の３万１１９３人を集めたが敗戦。「こどもの日でたくさんね、子どもが見に来てくれてるなかね、いい試合を見せられなくて悔しい」

　初回の打席で投球を右膝内側に当てた（判定はボール）の上本のその後の状態は？「試合はアドレナリンが出てるから本人は大丈夫って出てたけど、明日は箇所が箇所なので相当腫れると思う。明日の状態見て判断したい」

　６日はコルニエルが先発予定となっている。