広島・栗林がまさかの3敗目 新井監督は配置転換の可能性を否定「彼だったら乗り越えられると思う」

9回、DeNA打線に勝ち越しを許した栗林は、ベンチから戦況を見つめる(撮影・田中太一)
スタンドのファンへあいさつするため、整列する新井監督(撮影・田中太一)
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 「広島3-4DeNA」(23日、マツダスタジアム)

 広島は守護神・栗林がDeNA打線につかまり、競り合いを落として2カード連続の負け越しとなった。

 同点の九回にマウンドに上がった栗林は1死一、二塁のピンチを背負うと代打・楠本に右前打を浴び、決勝点を献上。この試合の前まで防御率4・15と調子の上がらない栗林は今季3敗目を喫した。

 試合後、新井監督は守護神について「心配してない」と変わらぬ信頼を寄せ、配置転換の可能性も否定した。主な一問一答は以下の通り。

 -チーム全体で粘っていただけに勝ち切りたかった。

 「こういう日もあるよね。(八回、佐野に被弾した)ニック(ターリー)にしてもずっとね。ブルペン全員が頑張ってくれて、こういう日もあります」

 -栗林の球の質は。

 「それは本人が投手コーチといろいろ話してますし、自分は心配してない」

 -3試合続けて三振を奪えていない。

 「彼は今3年目。(これまで)ずっと圧倒していたわけで、やっぱり彼にとっても初めての経験だと思うんですよね。ここは誰にでも来ること。ずっと『いいまま』というのは絶対にない。初めて(壁が)彼のプロのキャリアの中で、今来ているなという風に自分は見ているけど、それは誰にでもいつかは来る壁だと思うし。彼だったら乗り越えられると思う。そういう意味で自分は心配してないです」

 -一定の調整期間は与えず、壁を乗り越えてほしい。

「そうやね、今はそういう風に考えている」

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