広島 チーム初犠打も実らずサヨナラ負けで首位陥落 新井監督「そりゃ打たれることもある」

 9回、中野にサヨナラ打を打たれ、ガックリとひざに手をつく栗林(撮影・高部洋祐)
 9回、送りバントを決める野間(撮影・山口登)
 9回、先制し新井監督(中央左)はベンチを出て喜ぶ(撮影・山口登)
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 「阪神2-1広島」(18日、甲子園球場)

 広島は1点リードの九回2死満塁から守護神・栗林が中野に二塁打を許して逆転サヨナラ負けを喫し、首位から転落した。

 新井貴浩監督は「栗林もね、そりゃ打たれることもあるんでね。また次もね、ウチのクローザーですからね、次も信頼して送り出したい。それだけですね」と変わらぬ信頼を口にした。

 西勇に八回までわずか2安打に抑えられる中、九回には先頭の菊池が安打で出塁すると野間は送りバント。チーム14試合目で初の犠打を記録。続く秋山の二ゴロで三進し、マクブルームの先制二塁打へとつなげた。

 「なかなかね、全ての球種が低めにコントロールされている中、なかなかチャンスが無かったんだけど、この本当のワンチャンスをね、点を取るんだという気迫が伝わってきますよね。ほんと九里がナイスピッチングだったんでね。気持ちのこもったいいピッチングだったんで、なんとか次、彼が登板する時、勝ちを付けてあげたい」

 甲子園は指揮官にとっては古巣。その初戦に勝利目前でサヨナラ負け。「まあ、そうですね(苦笑)」と言葉は続かなかった。

 聖地の雰囲気について問われると「一緒かな。うん。雰囲気は一緒。いいですか?」と取材を終えた。

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