広島・遠藤 開幕前の総仕上げ20日ロッテ戦で 今春最長6回予定「球数も多く投げられるので」

 21日のロッテ戦(ゾゾ)に先発する広島・遠藤淳志投手(23)が20日、同戦の登板を開幕前の総仕上げと位置付けた。開幕ローテ入りは既に当確させており、シーズンまでの実戦登板は今回を含め2試合を予定。今春最長の6イニング、球数も100球程度を投げる見込み。試合の中でさらに自信を深めていく。

 焦りや力みは、全く感じられない。口ぶりからは充実一途の成長を示し、前進してきたからこその自信がうかがえた。遠藤は「初球の入りや、2ストライクに追い込んでから変化球を厳しいところに投げ切るとか、そういうテーマを持って投げていきたい」とマウンド上で行うべき確認作業を明確にした。

 シーズン前の最終登板は来週以降になる見込み。だが今回は今春最長の6イニング、球数も100球程度を想定する本番さながらの一戦となる。「球数も多く投げられるので、試合を想定しながら投げられれば」。

 結果と内容はもちろん、配球の組み立てや打者との駆け引きなど、試合だからこそ感じられる空気、得られる収穫がある。「6回まで投げるのでピンチも出てくると思う。そこでギアを上げるなど、試合の中でしかできないこともある。そういったところを試しながら」。意図と感覚をすり合わせ、腕を振る。

 前回14日の中日戦(バンテリン)は5回3安打無失点。キャンプから対外試合は15回連続無失点と、無類の安定感を誇ってきた。「無失点というのは意識せず、マウンドに上がれれば」。頭で描くパフォーマンスを具現化し、抜かりなく本番への準備を整えていく。

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