広島ドラ3益田 地元でお見事0封デビュー 「自分の理想」落ちる球で2奪三振

 「オープン戦、ソフトバンク0-2広島」(4日、ペイペイドーム)

 堂々の地元凱旋だ。福岡県出身でオープン戦初登板の広島ドラフト3位・益田武尚投手(24)=東京ガス=が六回から登板して1回1安打無失点。直球は自己最速タイの153キロ、2奪三振の好投を披露した。「打者の反応も見ながら、変な抜け球もなかった。悪い内容ではなかったかな」。

 先頭のガルビスを空振り三振、続く嶺井は中飛。2死から牧原大に内野安打を許したものの、三森を空振り三振に仕留めた。「フォークで空振りというのが自分の理想」と、自らが求める落ちる球で2三振を奪い、収穫多い一日となった。

 次回登板は複数イニングを予定する。先発、中継ぎの両にらみで調整する右腕は「多くの(観衆の)前で投げられるだけでありがたい。先発でも中継ぎでも、お客さんとチームのために、全力で腕を振るだけ」と頼もしかった。

 ◆益田 武尚(ますだ・たけひさ)、1998年10月6日生まれ、24歳。175センチ、83キロ。右投げ右打ち。投手。嘉穂、北九州市立大学、東京ガスを経て2022年度ドラフト3位で広島入団。150キロ超の直球とカットボールが魅力の本格派右腕。社会人では先発、中継ぎ、抑えを経験。

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