広島ドラ2内田いきなり“プロの洗礼” 高校通算36発もバテバテで柵越えなし
「広島2軍春季キャンプ」(1日、由宇)
広島2軍が1日、山口県岩国市の由宇練習場でキャンプイン。ドラフト2位・内田湘大内野手(18)=利根商=は“プロの洗礼”を浴びた。
午前中はダッシュなどについていくのが精いっぱい。午後は打撃練習で体力が限界に近づく中で必死にスイングした。初日からレベルの高さを痛感。「全然ダメでした。得られたことはプロの厳しさです」。若鯉は汗をぬぐった。
新人合同自主トレから準備してきたが力不足を実感。フリー打撃では打撃投手を務めた高2軍監督から「もうバテたのか?」と声が飛んだ。マシン打撃を含め計90スイングしたが、高校通算36本塁打の大砲候補は柵越えゼロに終わった。
松山の力感がなくても打球が飛ぶスイングに改めて驚いた。体力面でも技術面でも確認できた自身の現在地。新たな活力が生まれた。「まだまだスイング力が足りないということを知れたので、もっともっと振っていきたい。一日1個ずつ成長していきたい」。18歳の瞳は燃えていた。
◆内田 湘大(うちだ しょうだい)2004年9月22日生まれ、18歳。長野県出身。183センチ、89キロ。右投げ右打ち。内野手。利根商から2022年度ドラフト2位で広島入団。利根商では投手との二刀流でプレーも。打撃は高校通算36本塁打の長打力が魅力。