カープ矢野 24歳誕生日の誓いは打倒小園 狙うは正遊撃手の座

 広島・矢野雅哉内野手(24)が16日、“打倒小園”の誓いを立てた。この日24歳の誕生日を迎えた若鯉は「小園からレギュラーを取る」と明確な目標を設定。今季は守備と走塁に自信を深めた一方、打撃面での課題が残った。今オフは打力向上を目指し、汗を流す日々。正遊撃手となるべく、鍛錬を積む。

 矢野はあえて、高いハードルを設定した。24歳のバースデーを迎え、新たな1年がスタート。「来年は小園からレギュラーを取るという目標を自分の中でも立てている。そこを狙っていきたい」と闘志を燃やした。

 2年目の今季はチームがコロナ禍に見舞われた8月中旬から出番を増やし、自己最多の55試合に出場。8月16日・中日戦(マツダ)ではプロ初本塁打を記録し、自慢の強肩で安定感ある守備力を発揮した。だが打率・194、2本塁打、5打点と打撃面では納得できなかった。

 対する小園は127試合で打率・266、7本塁打、38打点と打力面での差を自覚している。「(小園の打撃を)いきなり抜かすのは不可能に近いので、どれだけ近づけるか。追い込まれてからも球数を投げさせたり、空振りを少なくしていけばエンドランなどをかけやすい選手になる」とベンチが“動かしやすい”選手になることを意識する。

 一番の課題は直球への対応。「捉えたつもりでも凡フライになることが多くあった。速い真っすぐに負けないように」と課題克服に意気込む。プロ入り後、まだ盗塁はないが「目標は20個以上を掲げている。塁に出て走ることができれば」と走塁への意識も貪欲。遊撃レギュラーの座を目指して、鼻息荒く、己を高めていく。

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