黒田氏約束 広島ドラ1斉藤サポート 次世代エース育成「できる範囲で携わっていければ」

試合前、記念撮影のため整列する(後列左から)鳥谷氏、黒田氏、新井監督(撮影・高部洋祐)
 力投する名球会セ・リーグの黒田氏
山本昌氏(右)と共に子どものピッチングを見守る黒田氏
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 来季から広島の球団アドバイザーに就任するOBの黒田博樹氏(47)が10日、ドラフト1位・斉藤優汰投手(18)=苫小牧中央=のサポートを約束した。次世代のチームを担うエース候補に「自分のできる範囲で携わっていければ」と可能な限り尽力していく構えだ。

 今月1日に球団とアドバイザー契約を結ぶため、マツダスタジアムを来訪。その際、球団幹部と右腕の育成プランについて話し合う機会があった。それをくみ取った上で同氏が重視するのは気付き。「コーチがいるので」と前置きした上で、「たまに見るから余計に気付くこともあるでしょうし。そういうのを自分でいろいろ考えながら」。付きっきりで携われない中、最善のアプローチを模索する。

 この日は名球会オールスター戦に先発。123キロを計測するなど、2回無安打無失点の完璧投球を披露した。「これだけのメンバーの中で先発させてもらっているので」と事前に準備を施して臨み、「ストライクゾーンに入って良かった」と控えめに振り返った。

 新井監督が一塁を守り、互いに新たな肩書となって以降は初タッグ。「本当に懐かしい気持ちもありました。そうそうたるメンバーが後ろで守っている中でね。野球をやっていて良かったなという時間でした」。貴重な場で幸せを感じ取った。

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