【石原慶幸氏の眼】広島は全員がやるべきことに全力を注いだ好ゲーム

 「広島5-3阪神」(20日、マツダスタジアム)

 新型コロナウイルスの影響でマクブルームらを欠いた中、カープは「これぞ全員野球」というプレーで勝利をもぎ取った。

 先発のアンダーソンは立ち上がりの失点があったが、そこから粘って次につなげ、2番手・松本、3番手・薮田が阪神の追加点を封じることで、流れを完全に手渡すことを避けられた。

 こういう試合は「次の1点」というものが大きくものを言うだけに、リリーフがとても大事になってくるのだが、2番手以降、最後まで無失点でつないだカープの投手陣は素晴らしい仕事をした。

 さらに野手も、全員、足がよく動いていた。特に走塁時、羽月が併殺崩れで貴重な得点を奪った場面もそうだし、判定に関わらず誰もが一塁まで全力疾走する姿は、阪神にとって目に見えないプレッシャーとなったのではないか。

 「誰が」ではなく、投手、野手、全員がヒーローの勝利はコロナ禍に見舞われたチームの雰囲気を好転させた。

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