広島・佐々岡監督 ターリーのコロナ陽性判定に「離れるのは痛い。左がいなくなった」

 9回、遊ゴロの倒れて最後の打者となった坂倉を迎える長野と中村健(撮影・立川洋一郎)
 ベンチから戦況を見守る佐々岡監督(撮影・立川洋一郎)
 6回表に3点目を失い、力なくベンチへ引き揚げる床田(撮影・立川洋一郎)
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 「広島0-3阪神」(19日、マツダスタジアム)

 広島は接戦を落とし、連勝が「3」で止まった。

 先発した床田は二、三回にそれぞれ失点。六回も北條に左翼線を破られる適時二塁打で加点を許した。それでも失点した各回を最少失点で切り抜ける粘り強さがあった。

 前回登板から中5日。8回7安打3失点で6敗目を喫した。阪神戦も自身2連敗だ。佐々岡監督は「最初の先制点(二回)も2アウトから。三振、三振の次にフォアボールですからね。緩んだ訳ではないですけど、2アウトからのフォアボールで失点は痛い。それでも8回3失点は悪いなりに抑えたところ」と振り返った。

 打線は散発6安打で無得点だった。0-2の二回無死一、二塁では小園、会沢、床田が打ち取られ、得点できなかった。指揮官はウィルカーソンに抑えこまれた攻撃陣について「つなげて、つなげて、つなげてというのがきょうはできなかった。スピンの効いた真っすぐ、スライダーと絞っているんでしょうけど、なかなか打てなかった」と話した。

 また、この日、ターリーが新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表があった。助っ人は直近4試合連続無失点を記録するなどでチームを支えてきた。それだけに「離れるのは痛い。左がいなくなったというのもある」と表情を曇らせた。

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