安仁屋氏が提言「大瀬良の代役で先発ケムナも面白い」
「広島2-5オリックス」(5日、マツダスタジアム)
広島は逆転負けで3連敗。最大7あった貯金はついになくなり、今季初の勝率5割となった。試合前には大瀬良大地投手(30)と西川龍馬外野手(27)が出場選手登録を抹消されるなどショッキングな1日となったが、これを受けてデイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏(77)は「ケムナを大瀬良の代役として先発で試しても面白い」と提言した。
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カープとしては残念な逆転負けとなった。七回に勝ちパターンで出てきた塹江がいきなり2四球でオリックスの逆転を呼ぶ形となり、今後の起用法を再考しなくてはならなくなった。
ただ、カープサイドに立てば、崩れたのは七回だけだ。そこを除けば優位性を持って戦っていた分、収穫も多かった。
先発のアンダーソンは、雨で条件が悪い中でもしぶといピッチングで6回1失点。タフさをアピールした。また小園に代わって遊撃に入った上本の活躍は、チーム全体への刺激となるし、今後も好調な選手優先の使い方に道を開いたと言える。
薮田も安定感ある投球を続けているし、ケムナも2安打され、2失点(自責0)ながら、不運な面もあり、好調は維持できているように見える。
この日、大瀬良が出場選手登録を抹消された。状態や、特性を考えると、このケムナを大瀬良の代役として先発で試しても面白いのではないか。さらに開花する可能性を感じる。