広島・九里 ツバメ返し誓う 昨季苦戦、対戦防御率6・43も「今年は今年」

 広島・九里亜蓮投手(30)が11日、今季初の“ツバメ斬り”へ闘志を燃やした。12日のヤクルト戦(松山)に先発する右腕。昨季の同戦では1勝1敗、防御率6・43と分が悪かったが「今年は今年の勝負」と意に介さない。先発投手陣の奮闘が続くチーム状況を踏まえ、自身も流れに乗って2勝目をつかむと意気込んだ。

 波に乗るチームの勢いに、自分も続く。九里は快晴のマツダスタジアムで最終調整。終始明るい表情で、キャッチボール、ダッシュなどをこなした。今季3試合目の先発へ「週の始まりの試合でもあるし、チームの勝ちにつながるような投球を」と気合を入れた。

 仲間たちの姿が、新たな発奮材料になる。チームは引き分けを挟んで3連勝中の首位。先週末の阪神戦では森下が完投勝利を飾り、遠藤も522日ぶりに白星を挙げた。「すごく頼もしく思いますし、自分自身も負けていられないと思う」と後輩たちの姿に刺激をもらった。投手主将として、自らも好循環を継続させていく。

 そのためには、昨季の日本一チームを封じる必要がある。昨季は1勝1敗、防御率6・43だったが、それは過去のこと。「長打を打てる選手もいるし、打線もつながりがある。やることは変えず、一人一人の打者と勝負していければいい」と平常心を強調した。

 前回5日の巨人戦は7回1失点で今季初勝利。5四球を与えたが、粘投が光った。登板後は映像を見返しつつ「真っすぐをしっかり投げることもやって、過ごしてきた。先発としてしっかりとした仕事ができるように」と意気込む。プロ入り初となる松山のマウンドで、チームをさらなる連勝街道へ導く。

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