三塁として初の開幕スタメンが有力な広島・坂倉将吾捕手（２３）が２３日、マツダスタジアムで行われた全体練習に参加。バットで引っ張る覚悟を口にした。

　プロ６年目の坂倉にとって初の開幕スタメンは本職の捕手ではなく三塁になりそうだ。

　「想像もつかないので何とも言えないですけど、１戦１戦、まず勝てるように、自分ができることを。打つだけが仕事ではないので、進塁打なり、何なりしたいなと思います」

　オープン戦は打率・３５７、チーム最多の７打点を挙げた。今季もポイントゲッターとして５番を担う。その責任感を口にした。

　一方で、守備に関しては不安を隠さない。ライバルの林の２軍スタートが決定。三塁での出場が増えることは確実となった。

　「ワクワク感と、ドキドキ感と、大丈夫かなという不安と、いろいろありますけど、前向きにやるしかない。引っ張っていかないといけない立場になってくると思うので、どこのポジションをやるにしても、その姿だけはしっかりしたい」

　守備は拙くとも懸命にやる姿勢だけは見せ続ける。バットを持てば打線をけん引する。強い気持ちで臨むつもりだ。